福利厚生の適切な価格はいくらだと思いますか?社員の福利厚生にはビタ1文お金を使わない方針という中小企業の社長さんもいれば、人材難の時代だから、福利厚生を充実させて人材を集めたいが、そもそもいくらくらいの投資を行なえば、どれくらいのリターンがあるのか、非常に分かりにくいというご意見も多々あるでしょう。

もちろん福利厚生を投資という考えで行なうのであれば、リターンが見込めないと投資できないというのは全うな意見です。しかし、社員の権利として福利厚生を捉えるのであれば、価格ではなく、内容に重きをおくべきでしょう。やはり人気なのは福利厚生の中でも衣食住関連です。昼のランチ代が浮くとか、懇親会の費用が掛からないとかはやはり大きな魅力の1つと感じる人も少なくないでしょう。

また一番人気は家賃補助です。寮も悪くはないのですが、最近の若い人は入りたがらないので、思い切って住宅手当がおすすめです。最近では会社の最寄り駅2駅圏内であれば補助を出すような場合もあるようですが、個々の社員の事情を踏まえると必ず、該当する福利厚生サービスが利用できるとも限りません。

福利厚生はあるものの、実質的に利用できるシーンが少ないものというのは意味がないと言っても過言ではありません。