福利厚生は会社にとっては不要なものという考えも少なくありません。それは不景気になると真っ先に削減される対象になってしまうことからも明からです。しかし、本当にそうでしょうか?

確かに経営者の中には所詮、福利厚生を充実させても辞める社員は多いし、福利厚生よりも業績に応じてボーナスなどをドーンと出した方が社員の満足度は高いと考えるのも確かに一理あります。しかし、アンケートなどでも分かってきているのですが、福利厚生を重視して入社を決意するわけでもなく、福利厚生が薄いから退社を決意するわけでもありません。

では、何かというと福利厚生は普段、社員に対して、どういうふうな接し方をしているのか?という会社の考え方のようなものを現していると感じている社員が多いのです。社訓などでお客様第一、そして社員の幸せもなどと謳っている会社はゴマンといます。給与だけではなく、満足度は日常生活にも及びます。飲料関係は毎日のことですし、社宅なども日々の生活に影響します。福利厚生は見えない力があるといえます。