~福利厚生で社員もハッピーライフ~

福利厚生で社員もハッピーライフでは福利厚生について社員目線で大事なポイントを日記風な読み物でお伝えできればいいなと思います。

2014年05月

福利厚生の適切な価格はいくらだと思いますか?社員の福利厚生にはビタ1文お金を使わない方針という中小企業の社長さんもいれば、人材難の時代だから、福利厚生を充実させて人材を集めたいが、そもそもいくらくらいの投資を行なえば、どれくらいのリターンがあるのか、非常に分かりにくいというご意見も多々あるでしょう。

もちろん福利厚生を投資という考えで行なうのであれば、リターンが見込めないと投資できないというのは全うな意見です。しかし、社員の権利として福利厚生を捉えるのであれば、価格ではなく、内容に重きをおくべきでしょう。やはり人気なのは福利厚生の中でも衣食住関連です。昼のランチ代が浮くとか、懇親会の費用が掛からないとかはやはり大きな魅力の1つと感じる人も少なくないでしょう。

また一番人気は家賃補助です。寮も悪くはないのですが、最近の若い人は入りたがらないので、思い切って住宅手当がおすすめです。最近では会社の最寄り駅2駅圏内であれば補助を出すような場合もあるようですが、個々の社員の事情を踏まえると必ず、該当する福利厚生サービスが利用できるとも限りません。

福利厚生はあるものの、実質的に利用できるシーンが少ないものというのは意味がないと言っても過言ではありません。

まず、福利厚生は会社が与えてやっているものという認識を改めましょう。社会保険が福利厚生なのですから、あくまでも当たり前の権利に近いというのが、福利厚生です。

もちろん福利厚生は最低限で構わないという風に考える経営者もいるでしょう。給与だけではなく、さらに福利厚生がコストとして上積みされると聞くと唖然とするかもしれません。でも待ってください。実は福利厚生は大きな節税対策にもなるのです。

税金を持っていかれるくらいなら社員に還元して満足してもらえるほうがいいと思いませんか?慰安旅行や借り上げ社宅などはかなり大きな節税対策手法として有名です。また慶弔見舞金などもありますが、慰安旅行や借り上げ社宅などと比較すると人気が低い部類の福利厚生です。

これは会社が個々人のプライベートに強く関与することを嫌う社会的な風潮が少なからず影響していると思われます。節税目的だけで考えるのではなく、最終的に社員が満足できるような内容の福利厚生の充実が必要です。

福利厚生を自社で様々なものをスタッフのために準備することは大変です。飲食業であれば、通常のお客様に提供するよりも安価な価格で食べられたり、お客様には提供しないものの余った具材などを使った賄い飯などは効率もよく、コストが大きく上乗せされるわけではないので、おすすめです。これらは事業ドメインとの関連が高い福利厚生でスタッフの満足度も以外と高いのです。

個人的にも学生時代に大手の全国チェーンの居酒屋でアルバイト経験がありますが、バイト料からの天引きだったので、手持ちがなくても食事にありつけるのはとても助かりました。しかし、多くの企業は飲食店ではないので、食事の支給は簡単ではありません。福利厚生の人気はやはり衣食住に関わる部分ですので、住の部分は家賃補助や社宅、借り上げ住宅になりますが、日々のコストとなるランチ代を賄うとなると大変です。

ある程度の規模の企業であれば、調理人を雇って、自社の食堂を運営することも容易ですが今の時代、社食があるのは珍しいでしょう。そういう意味でチケット制のランチを福利厚生で行なっている会社も出てきています。チケット制を普及促進しているアウトソーシング会社も出てきており、人気なのは言うまでもありません。

本当のようで嘘みたいな話ですが、やはり福利厚生は社員満足度の向上につながります。飲み物が自由に飲めたり、ランチが無料というのは非常にモチベーションアップにつながることは有名です。大手のIT企業などを中心にこれらの飲食関連の福利厚生が充実しているのは有名です。

また、この福利厚生を魅力に感じて優秀な人材が集まってくるというのも否定できません。こう考えると長時間勤務が当たり前のような厳しい環境であっても社員が残るというのは福利厚生の影響が大きいでしょう。もちろん、大企業であれば給与が高いというのも一員ですが、ベンチャー気質が強い人であればあるほど、福利厚生の魅力を痛感していると思います。

今後、飲食関連の福利厚生が多くの中小企業で導入されない限りは人材が大手に集まってしまうことは解消できないでしょう。社員がいきいきさせたいなら飲食関連の福利厚生を早速導入してみては?

福利厚生は会社にとっては不要なものという考えも少なくありません。それは不景気になると真っ先に削減される対象になってしまうことからも明からです。しかし、本当にそうでしょうか?

確かに経営者の中には所詮、福利厚生を充実させても辞める社員は多いし、福利厚生よりも業績に応じてボーナスなどをドーンと出した方が社員の満足度は高いと考えるのも確かに一理あります。しかし、アンケートなどでも分かってきているのですが、福利厚生を重視して入社を決意するわけでもなく、福利厚生が薄いから退社を決意するわけでもありません。

では、何かというと福利厚生は普段、社員に対して、どういうふうな接し方をしているのか?という会社の考え方のようなものを現していると感じている社員が多いのです。社訓などでお客様第一、そして社員の幸せもなどと謳っている会社はゴマンといます。給与だけではなく、満足度は日常生活にも及びます。飲料関係は毎日のことですし、社宅なども日々の生活に影響します。福利厚生は見えない力があるといえます。

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